+詩方沙羅の部屋+

□ワタシノトモダチダッタヒト
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どうしたら私のこと救えるのか、何もできない自分がいやだと言った私の友だち。
そんな私の友だちに私は、いてくれるだけでいいと言った。私の友だちは、とても喜んでくれた。
ずっとそばにいてくれると信じた。
でも私のそばには誰もいない。
私が手放したのか、自ら離れていってしまったのか、分からない。
でも今、私の隣には血のにおいがする闇がべったりはりついていて、私の友だち、が、友だちの友だちになってしまったのはわかる。
トモダチヲウシナイヤミヲテニイレタ。
アワレナニンゲン。

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