05/22の日記

23:22
光触媒
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光触媒とは、触媒となる物質に光を当てるとその表面に付着している細菌や、タバコのヤニ、油汚れなどの有機物を分解してくれるものです。
主な光触媒として酸化チタンがあります。ただそのメカニズムは完全には解明されていません。
その中でもわかっていることは、水中にある酸化チタンに光を当てると水が酸素と水素に分解され、酸化チタン自信は溶けることはありません。
水に電極をセットし、電圧をかけると水が分解される、水の電気分解と同じ現象が、太陽の光だけで出来てしまうのです。
この現象はホンダ-フジシマ効果と呼ばれ日本人の名前が付けられています。

この技術は空気清浄機などで使われています。
病院の床や壁にも使われ、絶大な効果を発揮しているようです。
さらに、光がエネルギー源ですから屋外でも使用でき、建物の外壁、ガラス窓、道路標識などでも使われ、太陽の光が当たるだけで、付着している汚れを分解して勝手に綺麗にしてくれます。
他にも舗装道路の表面に光触媒をコーティングして、車の排気ガスに含まれる窒素酸化物を分解しようという試みが、試験段階にまで入っています。

太陽の光だけで環境が綺麗になるなんて素晴らしいですよね。

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