短編
□暑い世界
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ある日の会話
「いんやーあつい」
「そうだな」
「いんやーあつい」
「そうだな」
「いんやーあつい」
「うるせえ!暑いんだから黙ってろ!!」
「君が暑ぐるしい」
「お前のせいだろうがっ!暑い暑い言うな」
「ほんとだし」
「いや、お前だから、それ」
「は?私が言ってんのは厚い。ほら、この本厚くない?みたいなさ。つかなに勝手にキレてるの?ばかなのばかだろう」
「うぜえ」
「ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか」
「なげえ!つか肺活量すごっ!」
「ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかば…かば…、かぜぇーぜえーぜーごほげほっがはっ!」
「おれにんなことばっか言ってるからだろ」
「台詞少ない」
「黙れ、こんだけ暑いと喋るきうせんだよ」
「ツナ大丈夫かなー死んでないかなー」
「!!十代目がこんなことで死ぬか!!」
「あーはいはい、うざい死ね今すぐ」
「んだとっ」「あっ、そうだー」
「てめっ、人の話」「今思ったんだけどさー」
「はあ、なんだよ」
「二酸化炭素って多く熱を吸収するじゃん?よくよく考えてみれば森林多ければ二酸化炭素吸ってくれるから涼しくなるってわけだよね。なのに愚かで愚鈍で醜い人間が森林伐採してんじゃん。人間死ねよ、人間死んだら涼しくなるんじゃね?つうわけで世の中の人間さーならーがんば、ごっきゅん!」
「ごっきゅん言うな。つかなぜにおれ?」
「クハハ、それはですね」
「あいつの真似すんな」
「ちっ、洒落のつうじない野郎だ死ね。」
「……」
「ほら、君って何気の微妙に強いじゃん?で、人を大勢の前で殺せば必ず警察がやってくる。んで」「捕まれと?」
「お!さすが学年トップ、わぁっかてる〜」
「その喋り方死ね」
「お前がな」
「……(こえぇええ)」
「ちっ、こっちが大人しくしてやってたら調子のりやがってよクズが。人間のかたはじ、いや、生き物のかたはじにもおけねえな。宇宙人以下だよ。だいたいいつもいつも十代目十代目うっせーよ。死ね死ね。つかあんたが今までに接した、一回でも顔みてすれ違って会話したやつ全員に土下座つきで泣き縋ってみっともなく謝ってくれる?いいよね、それっくらい。じゃなきゃダイナマイトで十代目殺してきて」
「すんませんでしたぁあぁあ!!」
「土下座は?」
「はいぃいいい!!すいませんんんん!!」
「冗談だし。あー満足」
「……(こえぇ、こわすぎるぅうう!!)」
「つうことでアイスクリーム奢ってくれる?いい?ありがとう嬉しいなー」
「はぁ!?誰がんなもん」「えいっ」
「ぎゃぁああぁっぁっぁあああ!!」
「あ、ごめん、ミスった」
「おま、おまえ、これ、ミスったって……」
「ちっ、川に溺れて死ねばよかったのに」
「なんかごめん、ほんと」
「うん、アイスクリーム買いにいこか」
「………はい…」
あつい地球
「あーもうこれ一本じゃたんねえわ。もう一本ついかー」
「はぁああ!!?てめえ!もう10本も」「あれ?買ってくれないの?そうなの?あーああのことみんなにばらそうかなー」
「あのことってなんだよ」
「んー君が、私に?土下座?して?謝った事とか?」
「なんのアイスがよろしいでしょうか」
「ハーゲンダッツ苺で」
「ただいま買ってきます(ちくしょぉお!!)」