短編

□決して聞こえないサヨウナラ
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愛しい人が、死んだらどうしますか?

前までそんなこと聞かれたら

「さあ?あたしの恋人は死なないからさ」

なんて自信満々に答えてた。

なのに、なんで?

愛しい君は綺麗な棺桶のなか。

純白の薔薇に彩られて、嗚呼、なんて美しいことか。

1人残されたあたしは、その美しい君に聞こえない

「サヨウナラ」

を言う。

愛しい綱吉と、醜い地球に向けて。



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