08/17の日記

13:30
としーん
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今さらですが、読了しました。

『黄昏の岸 暁の天』

読み終えて、しみじみ感じることは
やはり杜真はいい男だ
に尽きるのでした。
凱之もねー、好きなんだけどねー、最終的には、やっぱ杜真なのだよ。
出番なんて最初と最後のちょっとしたものだけど、それでも彼は昔から、わたしに絶大なる印象を残す人間。
なんて罪な男でしょう。

ところで、彼のセリフで死ぬほど好きな一文があるわけですが、それはずばり
「でないとこの人は、眼を閉じることもできないんです」。
これこそ、できる男の言葉。
そうは思いませぬか。わたしは思う。
ええ。彼は、できる男なのです。凱之ともども、将来性のある男なのです。
今後、作中で名前を拝めなくとも、彼はわたしの中で立派な武人となるのです。
すごい妄想。

あ、名前。名前も良い。
杜(もり)に真(まこと)ですよ。
大自然のように寛容で嘘偽りのない、まさに彼の人柄を表すかのような、魅力的な名前ではありますまいか。
もはや、この作品の裏主人公は、杜真なのではないか。
そんなことを考えずにはいられないほど、彼は愛おしい存在なのです。



ちなみに、この度の画集で、虎嘯と瀕死の李斎が顔合わせる挿画があって
そこの、真ん中の後ろの方で、様子を窺うように、ちっこく顔出してるのが杜真だと、わたしは信じてる。

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