□君といる時間〜沫雪〜※
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クラウドの隣を歩くユフィ。

浴衣を着て下駄をカラン、と鳴らしながら歩く姿は。

可愛い。

の一言だった。

宿屋までの道程。

クラウドは正直、部屋に戻るまで我慢できるかどうか分からなかった。

まぁ、我慢するはずもなく…。

「ユフィ」

「ん?どしたの?」

「おいで」

「…?」

手を引かれ、連れて行かれたのは林の中。

周りは建物で隠れていて、見付かる心配もない。

…多分。

「こんなとこに用事でもあんの?」

「あぁ。…こういう用事」

「っ…や、何っ…」

ユフィを抱き寄せると、そのまま首筋にキスを落とす。

その瞬間に彼女はバッと離れ、クラウドを軽く睨み付けた。

「悪い、戻るまで我慢できそうにないんだ」

「や…!や、だっ!」

こんな、いつ誰に見付かるか分からない場所でなんて…。

花火も終わり、皆帰ろうとしている時間だ。

いくらここが道から外れている所だからって…。

そんな抗議も虚しく、ユフィは再びクラウドに抱き寄せられた。

「ねぇクラウド!やだってば!」

「見せ付けるっていうのは?」

「っ!」

何を言い出すんだ、この男は。

ユフィは相手の胸板を強く押して離れようとするが、クラウドに力で敵うはずもなく。

クラウドはユフィを抱き締めたまま、彼女の浴衣の帯を解いていく。

「ク、ラ…っ」

帯を解きながら、クラウドはユフィの耳を甘噛みした。

ふにゃん、と力が抜け、クラウドに体を預ける。

こうなってしまったら、後はクラウドに身を任せるしかない。

クラウドは口端を上げて笑むと、帯を木の枝に掛け、開けた胸元に口を寄せた。

「っ、ん…や…」

「本当に嫌?」

言いながらユフィの下着を外し、胸の突起を口に含みカリ、と噛む。

「あっ、ん…」

「…もう感じてる」

「だって…」

こんな場所だからか、いつもよりも感じやすくなっている事はユフィも自分で分かっていた。

それを知られたくなく、ユフィはぷいっと外方を向く。

クラウドはその場に膝を付くと、浴衣を左右に開き、彼女の太股の内側に舌を這わせた。

「あ、んあ、やっ…」

「そんなに声出すと見付かるぞ」

(誰のせいだ…!)

キッとクラウドを睨み付けるが、ふ、と笑われるだけだった。

クラウドはそのままユフィのソコへと顔を近付け、下着の上から舌で刺激させる。

「や、あ…あっ」
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