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□君といる時間〜体温〜※
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自分でも大人げないと思う。
自分よりも5歳も年下の子供にこんなに心を囚われ、揺さぶられるなんて。
そして、揚句はさっきの事。
寝たフリなんて俺らしくない。
だけど、心のどこかで俺は何かを期待していたのかもしれない。
何を期待していたのかは自分でも分からない。
でも、ユフィからあんな言葉が聞けてまさかキスまでしてくるとは思わなかった。
俺はユフィを抱き抱え、寝室へ入る。電気は付けずにベッドへ乗ると、ユフィを優しく寝かせた。
不安そうな大きな黒い瞳が俺を見つめる。
「クラウド…」
その不安を少しでも和らげようと、ユフィの前髪を上げて額に口付ける。
「お前は何も心配しなくていい。大丈夫だ」
俺はユフィに顔を近付け触れるだけのキスをすると、そのまま耳を甘噛みする。それと同時にユフィの体がピクン、と反応した。
「ク…ラ…っ…」
首に顔を埋め、啄むように何度も口付けながらラフなTシャツの腹部から手を忍び込ませた。俺の手が腹部に触れるとユフィが小さく声を上げる。
「ユフィ、声、出していいから」
「だ、て…っ…恥ずかしい、だろっ…」
「俺が聞きたいんだ」
手が下着へ届くと上へずらし、胸の突起を軽く摘む。
「やっ…!」
「可愛い…」
ユフィのその声が引き金となった。もう止められない…。
Tシャツを脱がせようと、服に手をかけた。
すると、ユフィがその手を掴む。
「ユフィ?」
「あ…あたしだけ脱ぐの…ズルイ…」
「俺も脱げばいいんだな?」
「え…あ…」
俺はふ、と笑い自分の上半身の服を服を床へ脱ぎ捨てた。
ユフィは俺の体を見て顔を赤くし、視線を逸らす。
…反則だろう…。
「ユフィ…」
丁寧にユフィのTシャツを脱がし、俺のと同様に床へ置く。
ユフィは両手を前で交差させ、俺から見えなくした。
「手、退けて」
「っ…ん…」
ユフィに口付け、舌を忍ばせる。
同時に交差させていた腕の力が抜けたのが分かると、俺は片手を背中へ回し下着のホックを外して下着を奪い床に置いた。
「ふっ…んんっ…」
深い口付けは止める事なく、お互いの唾液の水音が響いた。
口付けながら彼女の胸の突起を執拗に刺激する。その度にユフィの体は反応する。
そして俺はその手でユフィのショートパンツへと手をかけた。
するとユフィの手が再び俺の手を掴む。