大好きや!
□大好きや!
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とにかくテニスコートから離れようとふらふらしていたが、
テニスコートが無駄にでかい
一体なんなんだこのでかさは
離れたくても道がわからない
しかも校内への入り方もわからない
……どないすんねんこの状況
誰かライフカードplease
なんて考えていたらガンッとなんかの壁に小指をぶつけた
「ー〜ッ!」
小指はいかんって小指は
地味に痛いんだよ
ズキズキすんだよ
あまりの地味な痛さにその場にうずくまってしまった。
あぁくっそ、なんでこんなとこに壁なんてあるんだ、と見上げて見ればどこかの部室だった
「…チッ」
少々イラついて部室を蹴ってみたら当たり前のごとく返り討ちにあった
うん、コンクリートは蹴っちゃ駄目だね
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