forestpage

】さんのロビー
ロビーに戻る 新しいHPを作成 フォレストID設定変更 フォレストサービスを利用する ログアウト

森のフォーラム

フォーラム違反連絡

以下の質問内容について「ルール」に反していると思われる部分を選んで下さい。
ご連絡いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。

Re:短編小説
影月
[ID:dmwmresatosi]
「綺麗だね」
車椅子の彼女は夜空を見上げて呟いた。
「そうだな……」
しかしその夜空の中に浮かぶ地球は小さく、人間はさらにちっぽけだった。
「どうしてこんなに……何も出来ないんだろうな……」
彼女が顔を上げたのにも気付かなかった。
「こんなに無力で……大切な人が消えていくのに……俺は何も出来ない……」
不意に涙が込み上げてきた。
「心配ないよ」
彼女は俺の涙を拭ってくれた。
「ちゃんと気持ちは伝わってるから」
彼女は微笑んだ。
しかしかなり辛そうなのが手にとるようにわかった。
「でも、ちょっと寂しいかな……」
彼女の目尻に水滴が滲んだ。
それを今度は俺が拭ってあげた。
「ありがとう……」
しかし彼女の涙は止まらなかった。同時にすごく苦しそうだ……
「大丈夫か――」
突然の事に頭の回転が追いつかない。
彼女は俺と唇を重ねていた。
そして、俺の耳元でこう言った。

―――ごめんね……?

夜空の星は冷たく残酷に見えた。



参加させて頂きました。なんか滅茶苦茶な乱文になった気がします……

スペースありがとうございました。

もっとも当てはまる一つを選択して下さい。


フォレストID ※必須




戻る