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Re:短編小説
天p抜刀d竜
[ID:gintama9524]
席が隣になって恋愛成就?
そんなものは漫画かアニメでしか実現しない。泣いて終われれば良い方だ。
そんなことを思うのは臆病者の定理か?
毎週同じ曜日、同じ時間に隣になる彼に、別の何かを感じ始めたのはいつ頃からだっただろうか。取り敢えず彼女は自分の気持ちに気付いた。
そしてそれに顔を歪めた
まるで汚物でも見るかのような。蔑んだ目。
それから彼女はその気持ちを殺しにかかった。隣に座る彼と笑い合いながらも、何度も、何度も、自分の気持ちに刃を立てた。
そんな彼女の行動とは裏腹に、気持ちはどんどん膨らんでいく。彼女は日を負う毎に追い詰められた。
嬉しい筈の隣同士。
いっそ一生離れていればよかったのに
念願だった筈が、何故だろう彼女は自分でそれを悪夢に変えた。
彼女は知っていた。幸せであるほど不幸になると。人は自分を嫌いだと。
彼女は知らなかった
全てはただの暗示だと
自分を追い詰めた暗示だと
『告白って男と女どっちが言うのが定番なんだろうなー?』
『俺一定以上先に進めねぇからなービビリだから』
『携帯のメアド交換しよう』
「これだけあれば
普通の女は動くのにねぇ……」
今日も彼女は、湯に浸りながら見えない涙を流す。きっと彼のためだと思いながら。
"私よりいい人沢山いるよ
変な女に引っ掛かったらダメだよ"
逃げているだけの自分を『違う』と頑なに否定して。知らないフリをする。
二人は知らない
どちらも【臆病者】ということを
‐End‐
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●アトゥガキ
え、ただの絶賛今の俺(゜∇゜)←
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