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Re:短編小説
未来
[ID:hakuduki]
8月8日に書いたヤツの続きです。結構前ですね。
なんか季節がズレてる気がしたけど気にしたらアウトです。
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“前回のあらすじ”
幼なじみのアイツの進路希望調査の紙に、俺の名前に加え“お嫁さん”……つまり俺のお嫁さんと書かれているのを見てしまった。まる。
………死にてぇぇえ…。
「ちょっ、人を見た途端にどうしたのさ!?」
いつものように当たり前のように、隣に居たあいつを見た瞬間俺は思わず頭をぶつけてしまった。近くにあった電柱に。
乾いた朝の空に、ゴスッという音とあいつの女らしくない悲鳴が響いた。
朝、こいつと学校に登校するのはいつもの事だ。だからあいつが普通にナチュラルに隣に立つ事だって当たり前なのだが、俺が顔を真っ赤にしてしゃがみ込んでしまっても仕方ないというか当たり前だというか…、
「どうしたんだよ…頭打っ……たね。うん。今」
頭を抑え悶々と唸る俺の上から、何か声が降ってくる…。
何故だか、少し嬉しそうなあいつは、1、2歩後退していた。引いてやがる。だが、目が爛々と輝いてやがる。
殴りてぇ…が、しかし、
「馬鹿になったの? ねぇ、馬鹿になったの?」
「…なんで嬉しそうに言うんだ馬鹿。それから顔寄せんな阿呆」
その輝いた顔がズイッと近付いてきて、俺は妙に動揺してしまった。つか、離れたり近付いたり忙しいなオイ。
思わず口走ってしまった馬鹿と阿呆。その言葉に、カチンときたらしいあいつは「こいつもっかい頭打てば私、越えれるかなぁ…」と呟きながら、俺に閉め技をかけてきた。言葉と表情と行動が一致しない。
なんとか抜け出して蹴り返えそうとした時、ハッと思いあたる。昨日の出来事だ。
お嫁さん。
誰のだよ。こいつが?俺の?
「…〜〜〜アホッ」「は? …ぶほっ!?」
咄嗟に蹴りから殴りに切り替え、あいつの顔面に右ストレートを入れる。朝の清々しく白い青の空に、女らしくないあいつの声が響く。
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嘘だろ…長すぎる、だと。
すみません。一旦区切ります。
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