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森のフォーラム

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Re:短編小説
白音
[ID:jmtxkgakm]



窓をあけると、真っ白だった。どこもかしこも、真っ白で、でも一部だけ、塊がそこにあった。塊は、こちらに笑いかけていた。
長いオレンジの鼻。
黒い木の実のつぶらな瞳。
緑の葉っぱを連なれた形のいい口。
頭に被せられてある真っ赤な三角の帽子。
下の塊に刺さってある箒の手。昨日遊んでいた近所の子供達が作ったのであろう。


「雪、積もった、みたいね」
「ああ、そうみたいだな」
「珈琲のむ」
「貰うよ」


可愛らしい雪だるまは、日の光を浴びて、徐々に溶けてきている。それを眺めながら、幼い頃の事を思い出しながら、運ばれてきた珈琲を一口含んだ。
今日、一日は、ゆっくりと羽をのばせる事ができるので、何をしようかと、隣にきた愛しい人を、抱き寄せ、雪だるまを見つめながら考えた。


「何、どうしたの」
「いや、なんでもないよ」



ーーーーーーーー
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