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森のフォーラム

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Re:短編小説
天p抜刀d竜
[ID:gintama9524]
待ち続ける、というのは卑怯だろうか?
彼女は自分が傷付かないために言葉を待ち続けた。それは結果的に、一日が終わるごとに彼女に"後悔"だけを残していった。

『貴方がずっと好きでした』

『好きでした』だけでもいい。その一言が言えただけでも軋む心は軽くなるのだろう。
代わりに、深く傷付くか…幸せが待っているか。

『逃げ回っていたけど
何でもないと言ってみたりもしたけど』

弁解する勇気すらない彼女は毎夜胸を押さえ踞る。そうして幸せな夢をと願い続ける。
願いを叶えるには自分が傷付きに行かなければならないと知りながら。

『貴方は私をどう思っていましたか?』

自意識過剰でなければ貴方はずっと一緒にいた。
甘えも褒められることも知らない彼女に"恋"は酷く苦しいものだった。
どんなに望もうと、焦がれようと、拒絶される恐怖が伝えることを躊躇わせる。そうして何度も溜め込んで、苦しんで『好きでした』と涙ぐみ。

「貴方がずっと好きでした」

耳を塞いで言うことしか出来ない彼女。言うだけ言って、拒絶されることを拒絶した。
彼の暖かい手はきっと一生忘れない。

「俺の返事は聞いてくれないの?」

抱き締められた温もりを忘れない。


》》「愛してます」と、叫ぶんだ


--End.

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