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森のフォーラム

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Re:短編小説
お茶
[ID:mysoul46]

「ねぇ、大人になったら何になりたい?」
「それをあと数分で二十歳になる私に言う?」


ジロッ…と目の前にいた男を見れば、奴は私とは似ても似つかない美貌を歪めてニヤニヤと笑いながら「ババアの間違いだろ?」なんていいやがった。十代と二十代の差あんちくしょう!!


「アンタは何になりたい?」
「…………ケーキ屋さん?」
「女子かっ!!」
「んじゃお花屋さん」
「幼稚園児かっ!!」
「突っ込みしわついたらどーすんの?」

「原因が言うな」


ズズーとコーヒーを啜って、時計を見れば、秒針は9の所を指していた。あと15秒。


「なぁ、」
「ん?」


あと10秒。


「さっきの答えなんだけどさ、」


あと5秒。


「俺はねーちゃんのお嫁さんになりたい」
「…は?」
「あ、誕生日おめでとー」


パチパチと安っぽい拍手を送る奴に固まる事数秒。私が反論しようと口を開いたら、フォークに刺さったコンビニのロールケーキを押しつけられた。
……さて、衝撃の告白の返事兼不意打ちへの礼はこのロールケーキを飲み込んだ後にしようか。



義姉弟の話が書きたかったのです。因みに一歳差をイメージ。



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